2012年3月20日火曜日

コラム:宝石を通して 人を知り 人として輝ける道を歩む 「宝石道」

 「好きで好きでしょうがないことを職業にしている人と、そうでない人がいる。世の中はそうでない人のほうが多い。とても残念なことだが。」と13才のハローワークの著者 村上 龍氏は言っている。 

好きなことを仕事にし、生活が成り立てば充実した毎日を過ごせる。

惰性や退屈とは無縁の人生だ。

好きで好きでしょうがないことを職業にして考えるには13才ぐらいから考えたほうがいい、と本書はいっているが全く同感だ。
当時15歳になっていた娘にだけれど、読ませてあげたいという妻の願いに応えて一冊買ってみた。
一番気になるところがある。
宝石鑑定士の項目だ。
私は今、趣味と仕事と生きがいが一致している。

とてもハッピーな人生を歩ませていただいている。
はじまりは宝石鑑定士だった。

だから宝石鑑定士の項目は、どう説明がなされているかとても気になるところだ。
一読させていただいた。

著者の趣旨には大賛成だ。
日本の若者に、いや大人の人たちにも大切な本だ。エールを送りたい。
しかし・・・プロとして、私の職業のツールである宝石鑑定士の項目には、加筆させていただきたい。
正しく仕事を把握し、自分にあった好きで好きでしょうがないことを職業としていただくために。


適切に結婚式の招待状に対処する方法

1900年初頭、フランスのベルヌイは合成ルビーの発明をした。
時を同じくして日本の御木本幸吉翁は養殖真珠を成功させた。この二つの発明の是非はともかくとして、宝飾業界に多大なショックを与えた。
天然ルビー・天然真珠の大暴落である。 

そこで、当時世界経済の中心地であったロンドンの商工会議所に鑑別部が設けられた。
結晶・鉱物学や光学の学者が集められ、連夜の研究の成果として宝石の鑑別方法が確立された。
のちにこの鑑別部はF.G.A(英国宝石学協会)となった。

1910年、F.G.Aは世界に向けて確立した鑑別法の通信教育をはじめた。 
F.G.Aディプロマ資格を得たロバート.M.シプリ氏は本国アメリカでG.I.A(ジェモロジカル・インスティチュート・オブ・アメリカ)を1931年に創立した。
G.I.Aはダイヤモンドグレーディングシステムとして完成させた。ダイヤモンドグレーディングシステムとともに、従来の通信教育を開始した。

こんにち、宝石鑑定士といえばF.G.A・G.I.AG.Gに代表される。
F.G.A、G.I.A.G.Gともに結晶・鉱物学と光学を中心に、本物・偽物の識別、詳しくは宝石・合成石・処理石・類似石・模造石を、鉱物学データをもとに、鑑別機材を使い、科学的な鑑別技術を学ぶための教育プログラムである。 

ここにひとつ重大な誤りがある。
日本語の訳し方である。 
F.G.A G.I.Aはとてもすばらしい教育機関であることに間違いない。しかし多くの方々に正しい職業選択していただくために、日本語の訳し方を正さなくてはならない。 


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宝石・・・鑑定士の日本語訳は誤りで、正しくは宝石・・・鑑別士と訳すべきである。
鑑定とは価格の査定を意味するが、F.G.A G.I.Aの両資格コースでは鑑別技術を習得するのである。
更なる価格の査定、つまり鑑定を学ぶのではない。あくまでも宝石・・・鑑別士というのが正しい。
ただ、ひとつ付け加えておかねばならないのは、G.I.Aのプログラムのひとつ、ダイヤモンドグレーディングシステムである。
ダイヤモンドをカット・カラー・クラリティ・そしてキャラットの4つのCによって等級づける方法であるが、現在広く世界に普及している。
業界では、4Cによってダイヤモンドの目安の価格を元に取引されていることから、ダイヤモンドにおいては、ダイヤモンド鑑定士というのは正しいといえるだろう。

G.I.A.G.G日本人第一号は諏訪貿易社長 諏訪恭一氏である。
G.G.取得後の率直な感想としては、諏訪氏はこうおっしゃっている。
「正しい宝石用語と鑑別技術は学んだ。が、品質の良し悪しや価値の判断を学んでいない。」 F.G.Aを取得した直後に、私が思った感想と同じである。
F.G.A G.I.Aは世界のジュエラーを指導するすばらしい教育機関だ。もちろん敬意と感謝の念は今も変わらない。ジュエリービジネスをする上で鑑別技術をマスターすることはとても重要なことはいうまでもない。


オーロラの新しいbellasaraのholrsesは誰

しかし、宝石の良し悪しを見定め、目安の相場を読み、価値を判断できる技術を学ばねば一人前のプロとはいえない。現地で仕入れができるには、また消費者に正しく宝石の良し悪しを説明するためにも、鑑別技術・品質の良し悪しの見定め方、目安の相場から価格を自分で判断できるノウハウを身につけなければならない。

この3つを習得した人を宝石鑑定士という。
いいかえると本物・偽物を見分ける・・鑑別・の・目、美しさの良し悪しを見定める・・審美・眼、相場を読み取る・・・・マーケット・の・眼、3つの眼をもってはじめて宝石鑑定士といえる。
今まで3つの眼は、20~30年かけて現地での買い付けをしているバイヤーが、独学で身につけた方法で門外不出であった。


海外仕入れ281回を数える諏訪氏は各原産地の宝石の品質の見分け方を踏襲して「宝石1-品質の見分け方と価値の判断のために-」にまとめられた。
その後「宝石2」も出版され、ともに英訳され世界中に広まっている。諏訪氏より重大な依頼を受けた。
本のままではこの理論はやがて消滅してしまう。一般消費者に安心して買っていただき、プロの技術の向上、さらにジュエリー業界の信用信頼のためにも、教育プログラムにまとめて欲しいとの要請であった。
諏訪氏よりクオリティスケールをはじめ、ジェムクオリティ・ジュエリークオリティ・アクセサリークオリティをおりまぜた豊富な宝石の提供を受け、JBS宝石ジュエリー品質判定資格コースが誕生した。
この資格を取り、実際に宝石を仕入れすれば宝石鑑定士である。

この技術ノウハウのプログラムは、私の知りうる限り世界で始めてである。
宝石鑑別士向きの人 サイエンスに明るく、特に分析等が好きな人。 鉱物・結晶に興味があり、研究好きの学者肌の人は特に合う。

 仕事は鑑別機関に就職し、色意思の鑑別書・ダイヤのグレーディングレポートを発行する。 ダイヤモンドの仕入れなど。

宝石鑑定士向きの人(JBS宝石ジュエリー品質判定資格者) サイエンスに明るく、宝石が好きな人。 美しいものが好きな人。 ワールドワイドに活躍したい人。 買い物が好きな人。 仕事は海外仕入れをはじめ、ジュエリービジネスの各分野で必要。



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